じぃの覚え書き

14. 三つの本願のうちの「十九願」について

1.概要

弥陀はこの十九願で善を勧め、釈迦が廃悪修善はいあくしゅぜんを説かれ、しったかぶりの観念かんねん遊戯ゆうぎではなく、実地にやらせることにある。と親鸞は仰せになった。

廃悪修善:悪をやめ、善をすること。

観念の遊戯:あれこれ考えるだけで何も実践しないこと。

2.文証・概説

十九願は阿弥陀仏のどういう約束なのか。「修諸功徳しゅしょくどくの願」と言われる。

たと我仏われぶつんに、十方じっぽう衆生しゅじょう菩提ぼだいしんおこし、もろもろ功徳くどくしゅ至心ししん発願はつがんして、

が国にうまれんとおもわん。寿いのちおわるの時に臨みて、たとい大衆だいしゅ囲繞いにょうして、

の人の前にげんぜずば、正覚しょうがくらじ。

(私が仏になるとき、あらゆる人たちが菩提心を起こし、もろもろの善根功徳を修め、ひとすじに私の国に生れたいと願うなら、その人々の臨終の時、私は多くの聖者たちと、その人の前に現れましょう。それが出来ないようなら、私は悟りを開きません。)

 

3.補足説明

親鸞聖人は弥陀の十九願を「和讃」で次のように解釈している。

至心ししん発願ほつがん欲生よくしょうと 十方じっぽう衆生しゅじょう方便ほうべん

しゅぜん仮門けもんひらきてぞ げん人前にんぜんがんじける」

(すべての人よ、真剣に善に励めば臨終に迎えに行こう)

これは、十八願に導く、方便(目的を果たすために不可欠な手段)であると。

 

この教えは「因果の道理」の教えに通じるものである。(別途詳述)

この因果の道理は釈迦のみならず、諸仏の共通の教えになっている。

諸悪莫作しょあくまくさ衆善奉行しゅぜんぶぎょう自浄其意じじょうごい是諸仏教ぜしょぶっきょう

諸々もろもろの悪を作ることなかれ、もろもろの善を奉行ぶぎょうし、みずからのこころきよくせよ。諸仏しょぶつおしえなり)

 

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