親鸞聖人が説かれる「一念」と「二種深信」について
1.概要
親鸞聖人の説く教えで「一念」は弥陀の救いであり、人生の目的完成を意味する。そして「二種深信」をはっきりと知らされる。その二つは「機の深信」と「法の深信」である。
2.文証・概説
「一念」というは、信心、二心無きが故に「一念」という。(教行信証)
一念:弥陀に救われること、人が人生の目的を完成した世界をいう。
二心無き:無明の闇がなくなった心をいう。(無明の闇については別途詳述)
二種深信には「機の深信」と「法の深信」がある。(詳細は個別に後述する)
「機」は仏教では人間のことをいう。
「機の深信」は「自己の真実(自分のほんとうの姿)がはっきりした」ことを言う
「法」は教えのこと。
「法の深信」は「その自分は本願によってのみ往生できることがはっきりした」ことを言う
*深信とは:露チリほどの疑いもなく、明らかに知らされたこと。
(疑う余地がまったくないこと)
信じるとはいささかの疑いはあることをいうが、深信はそうではない。
3.補足説明
二種深信は「己を知って」、「弥陀の本願の教えを知って」信行を実践するときの大切な心構えである。
信行とは:信は阿弥陀仏によって与えられるまことの心。
行は南無阿弥陀仏と称えること。
二種深信をしっかり知った上で実践していって、弥陀の救いとられる。これを一念と言うことか。
(弥陀の願船に乗ったということになる)
二種深信の思想は善導の「観経疏」、法然の「選択本願念仏集」の流れから親鸞がいきつくところとなる。
善導:中国浄土宗の祖師 観経疏:観無量寿経の注釈書













