じぃの覚え書き

6. お釈迦様が説かれた観無量寿経に出てくる王妃イダイケ夫人(ぶにん)が救われた話。

1.概要

イダイケが「因」を起こし(自分の都合で悪業あくごうを犯した)、その「果」を受ける(強烈な仕打ちを受ける)。因果の道理(自業自得)の教え。その状態のイダイケの欲と怒りと愚痴の塊をお釈迦様は教導する(定善じょうぜん十三じゅうさんかん)も、できるはずもなく、自惚うぬぼれのイダイケに言わせるだけ言わせ、「無言の説法」(仏の慈悲)にし、自己の姿を知らしめた。時節到来を察知したお釈迦様(釈尊)は「苦悩を除く法をく」と告げられ、釈尊は姿を消し、金色輝く阿弥陀仏があらわれる。阿弥陀仏の仏身を拝見したと同時に、イダイケの無明の闇が晴れて、歓喜に満ち、弥陀の救済に感泣した。イダイケは弥陀の誓願不思議に救いられた。恨みと呪いの暗黒人生が、懺悔と感謝の光明の人生に新生した。と

2.文証・概説

このことは「観無量寿経(浄土三部経の一つ)」に詳細に出てくる。

親鸞聖人は教行信証の中で次のように述べている。

偉提いだいと等しくさんにんる」

どんな極悪人でも、イダイケと同じように人生の目的成就を体得できる。と

また、難思なんしぜいは、難度なんどかいする大船たいせん

弥陀の誓願は無明の闇をやぶり、苦しみの波の絶えない人生の海を、明るく楽しく渡す船である。この大船に乗ることこそが人生の目的である。と

 

歎異抄では次のようにも述べている。

「さるべきごうえんもよおせば、如何いかなる振舞ふるまいもすべし」

親鸞も縁さえくれば、どんな恐ろしいことでもする。と告白している。

 

3.補足説明

約2600年前、釈尊が在世の時の出来事を、観無量寿経に説かれた教えである。

すべての人間の実相を表し、その解決方法を教えているように思う。

縁さえあれば、どんな恐ろしいことでもするし、因果(やったこと、起こったこと)について、やったことを忘れ、起こった結果に驚いたりする。人間の愚かさ、身勝手さをあらわしている。釈尊は、そこを見抜き、阿弥陀仏の誓願を説き、最善の教導をし、救い摂った。そして、苦悩の世界から光明の世界へと帰命させた。と

阿弥陀様はすべての衆生は悪人であることを見抜かれ、誓願をたて、永劫の修行を経て、如来となられた。そして、すべての衆生を救う教えを確立した。と

関連記事

  1. じぃの覚え書き

    人生の目的(ブッダの寓話)

    ブッダ(お釈迦様)がつくられたお話(寓話)(人間の姿・実相そして人…

  2. 親鸞聖人・高僧他

    26. 仏教の修行の違いについて

    (聖しょう道門どうもん=聖道仏教と浄土門じょうどもん=浄土仏教との…

  3. じぃの覚え書き

    15. 三つの本願のうちの「二十願」について

    1.概要この誓願(お約束)では「一心に念仏を称えれば目的を遂げさせ…

  4. じぃの覚え書き

    12. 三願の相異について

    1.概要「真実の願」(十八願)と「方便の願」(十九願・二十願)であ…

  5. じぃの覚え書き

    18. 阿弥陀様の本願は二度救われる。どうすればいいの。

    1.概要一度目は生きている時に苦界人生から大悲の願船に乗せてもらい…

  6. 親鸞聖人・高僧他

    29. 因果の道理について

    (お釈迦様の教えである原因と結果のお考え)1.概要「因果(因縁…

  1. じぃの印象的な気づき

    じぃの印象的な気づき
  2. じぃの覚え書き

    14. 三つの本願のうちの「十九願」について
  3. 親鸞聖人・高僧他

    30. 人間の煩悩は生涯、無くならない。①
  4. 親鸞聖人のあゆみ

    親鸞聖人のあゆみ。
  5. じぃの覚え書き

    7. 親鸞聖人は弥陀の誓願に出会えたことを喜んだ ①
PAGE TOP