じぃの覚え書き

15. 三つの本願のうちの「二十願」について

1.概要

この誓願(お約束)では「一心に念仏を称えれば目的を遂げさせてあげよう」とお念仏の実践(自力)を促している。無上の功徳が詰まっている「南無阿弥陀仏」の名号(お念仏)を疑いなく他力で称えなさい。そうすることにより、やがて、一念で十八願に導かれ転入されると。

一念:一瞬(何兆分の一秒よりももっと短い時間)に弥陀から信心を賜ること。

転入:一念で救われること。(十八願の大悲の願船に乗せてもらえる)

2.文証・概説

二十願は阿弥陀仏のどういう約束なのか。「植諸徳本(じきしょとくほん)の願」と言われる。

たと我仏われぶつんに、十方じっぽう衆生しゅじょう名号みょうごうを聞き、ねんを我が国にけて、もろもろ徳本とくほんえ、至心ししんこうして、我が国にうまれんとおもわんに、果遂かすいせずば、正覚を取らじ。」 (釈迦の大無量寿経)

 

(私が仏になるとき、あらゆる人たちが私の名を聞いて、私の国におもいをよせ、念仏を称える功を積んで、ひたすらに私の国へ生まれたいと願うなら、私はその願いを果たし遂げさせましょう。それが出来ないようなら、私はさとりを開きません。)

 

 

3.補足説明

親鸞聖人は弥陀の二十願を次のように解釈している。

至心ししんこう欲生よくしょうと 十方じっぽう衆生しゅじょう方便ほうべんし 名号みょうごう真門しんもんひらきてぞ 不果遂者ふかすいしゃがんじける」(和讃)

(称えたお念仏をまことの心で弥陀に差し向けて、浄土に生れたいと願い、

すべての人がお念仏を称えれば、十八願に入れて絶対の幸福に、必ず遂げさせる)

 

二十願は方便(目的を果たすための不可欠な手段)であると。

 

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