1.概要
この誓願(お約束)では「一心に念仏を称えれば目的を遂げさせてあげよう」とお念仏の実践(自力)を促している。無上の功徳が詰まっている「南無阿弥陀仏」の名号(お念仏)を疑いなく他力で称えなさい。そうすることにより、やがて、一念で十八願に導かれ転入されると。
一念:一瞬(何兆分の一秒よりももっと短い時間)に弥陀から信心を賜ること。
転入:一念で救われること。(十八願の大悲の願船に乗せてもらえる)
2.文証・概説
二十願は阿弥陀仏のどういう約束なのか。「植諸徳本(じきしょとくほん)の願」と言われる。
「設い我仏を得んに、十方の衆生、我が名号を聞き、念を我が国に係けて、諸の徳本を植え、至心に廻向して、我が国に生れんと欲わんに、果遂せずば、正覚を取らじ。」 (釈迦の大無量寿経)
(私が仏になるとき、あらゆる人たちが私の名を聞いて、私の国におもいをよせ、念仏を称える功を積んで、ひたすらに私の国へ生まれたいと願うなら、私はその願いを果たし遂げさせましょう。それが出来ないようなら、私はさとりを開きません。)
3.補足説明
親鸞聖人は弥陀の二十願を次のように解釈している。
「至心廻向欲生と 十方衆生を方便し 名号の真門ひらきてぞ 不果遂者と願じける」(和讃)
(称えたお念仏をまことの心で弥陀に差し向けて、浄土に生れたいと願い、
すべての人がお念仏を称えれば、十八願に入れて絶対の幸福に、必ず遂げさせる)
二十願は方便(目的を果たすための不可欠な手段)であると。












